サルナート

聖地バラナシから10Kmに位置するサルナート(鹿野苑)は、2500年以上前に解脱の境地に達したブッダが初めて説法を行った神聖な地です。以前ブッダに師事していた5人の弟子達は、彼らを説得し初転法輪 (ダーラマチャクラ・プラヴァルタン) と呼ばれる初めての説法をするブッダの魅力に満ち溢れた輝かんばかりの表情に驚きました。これが、自制修行を世界に広める仏教の偉大な伝統 “サンガ”の始まりとなったのです。ゴータマ・ブッダと5人の弟子達は、バラナシのヤサとその54人の友人達とともに、最初のサンガを形成しました。有名マントラ(真言)の書き出しである “ブッダム・シャルナム・ガッチャーミー (仏に帰依し奉る) ” という言葉は、サルナートを端緒としています。

「仏 (ブッダ)に帰依し、法 (ブッダの教え)に帰依し、僧 (サンガ) に帰依する」と書き記された三宝は、初めてサルナートに建立されたからも現在も変わらずにあります。そのためブッダガヤを訪れる仏教巡礼者は皆、当然一生に一度はここサルナートを訪れ、その恩恵に良く浴しようと努めるのです。ダメーク・ストゥーパは、フッダが座して真理を説いた場所として、サルナートにおいて格別の重要性を担っています。34mの仏塔の高さは、土台もいれれば、42mにまで達する。
また、サルナートにはダメーク・ストゥーパの他にダルマカジーカ・ストゥーパ跡や、玄奘三蔵の言葉によると高さが61mもあったとされるムルガンダ・クティー寺院跡があります。ここは、ブッダがサルナートにいたときに休息をとったり瞑想をしたりした場所でもあるといわれている。アショカ王(紀元前273-232年)はカリンガの戦いの後、仏教に改宗し、サルナートを訪れました。



アショカ王柱と呼ばれる、滑らかに研磨されたような表面を持つ石柱が王の来訪を記念してつくられ、サルナートの仏教教団の基礎を築きました。石柱の頭頂部にたつライオンの柱頭は、現在では、インドの国章になってます。

第四の聖地

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鹿野苑